アメリカ 旅行(南部~東海岸/アラバマ~ジョージア) May, 3, 2019

  1. 最初の南軍ホワイトハウス
  2. 国立歩兵博物館

 

1.最初の南軍ホワイトハウス(First White House of the Confederacy)

 アラバマモンゴメリーと言えば、南北戦争時の最初の連合国(南軍)の首都です。初期に脱退した7州(ミシシッピ州フロリダ州アラバマ州ジョージア州ルイジアナ州テキサス州)の代表者が、1861年2月に位置的に集まりやすいアラバマに集結して会議を開き、アメリカ連合国(The Confederate States of America)という国家を形成し、仮憲法の採用、仮政府の設立、そしてモンゴメリーを首都に選び、ジェファーソン・デイビスが暫定大統領として選出されました。その後、ミシシッピプランテーションを所持していたジェファーソン・デイビスは首都で大統領を勤めるために、モンゴメリーに移動し、政府が借りたアラバマ州議事堂付近の家具付き高級住宅(ホワイトハウス)に居住します。(1861年5月までにバージニア州アーカンソー州テネシー州ノースカロライナ州も連合国に合流したことにより、首都はバージニアリッチモンドに移されました。)

f:id:USAKO6363:20190527161044p:plain

最初の連合国ホワイトハウス

現地情報:http://www.firstwhitehouse.org/     無料 日曜休み

 ホワイトハウス正面沿いの道路に、コインパーキングがあります(目安:50セント/30分)。道路のコインパーキングはだいたい25セントしか使えないため、車移動の旅行では、25セントは常に持っていた方が良いです。民間住宅(2階建て)のため、観光目安時間は30分~1時間です。ジェファーソン・デイビスを含む家族が使用していた家具やアイテムを見られ、当時の生活を想像できます。リンカーンが暗殺されたように、連合国大統領であるジェファーソン・デイビスも同じ危険な立場にあり、護身用ピストルを携行していました。写真では分かりにくいですが、ポケットに収まるとても小さなピストルです。

f:id:USAKO6363:20190527180634p:plain

左:ジェファーソン・デイビス 右:護身用ピストル

 

 ランチはジョージア州コロンバスのボージャングルズ(Bojangles')で頂きました。本社ノースカロライナ中心に東海岸の南部に展開している地域限定のファストフード店です。南部料理のフライドチキンはもちろんビスケットは必ず添えられます。ビスケットの味は、、、無味で口に含むと水分をもっていかれるという記憶です。付属のバターと一緒に食べればパン感覚で食べられるかもしれません。その他、バーガー系もありましたが、バンズパンではなく、ビスケットで中身を挟んでいます。

 

f:id:USAKO6363:20190527183440p:plain

ビスケット、フライドチキン、マックアンドチーズ

 2、国立歩兵博物館(National Infantry Museum)

 2009年にアメリカの歩兵の勇気と受け継いだものを尊重するために開かれました。独立戦争からアフガニスタン戦争までアメリカ歩兵の歴史を見ることができます。

f:id:USAKO6363:20190528061411p:plain

現地情報:https://nationalinfantrymuseum.org/     

無料(寄付金5ドル/人は任意) 月曜休み

 ビジター用に広い駐車場があります。 70,000点も展示物があるため、観光目安は半日~1日です。入り口で警備員に荷物検査され、水ペットボトルを所持していたことを指摘されました。エントランスまでは問題ないが、展示入り口までには飲み干すか捨てるようにと指示されました。また、大きなバッグは持ち込めません。

f:id:USAKO6363:20190528053930p:plain

旗の間が展示入り口 液体持込禁止

 展示物コーナーに入ると、リアル人形(独立戦争~アフガン戦争)の嵐でした。戦争の様相が変化していく様子がとても分かりやすいです。

f:id:USAKO6363:20190528054729p:plain

 人形コーナーを過ぎると、歩兵部隊について説明されているコーナーがあります。地下に行くと、アメリカの独立から現在に至るまでの戦争の歩兵に関する展示があります。時間が合えば、シアター等で3D戦争映画も上映されます(別料金)。

 f:id:USAKO6363:20190528060957p:plain

 

 本日の宿アトランタまでは、コロンバスから約2時間のドライブです。夜のアトランタは夜景が非常に美しいです。街中を10時頃にドライブしましたが、意外に静かでした。明るいビル周辺は安全そうでしたが、駅周辺は危ない雰囲気が漂っていました。

f:id:USAKO6363:20190528064611p:plain

アトランタ夜景

 

 夕食は、グリッツを食べてみたくて、南部料理で評判のレストラン(Old Lady Gang Southern Cuisine)へ行きました。グリッツとは、トウモロコシを挽いて作られた穀粒です。コーンブレッドやおかゆのようにして食べます。南部では、朝ごはんによく使用されるようで、南部のソウルフード?的な食材です。レストランは大繁盛していました。私以外は全員ブラックで、人気の音楽が流れ始めると、スタッフを含めお客さんも自然に合唱しだして、映画で聞くゴスペラの生演奏のようでした。皆さんとても美しい歌声なので非常に感動しました。そんなマイペースで賑わっているお店ということもあり、注文してからメイン料理が出てくるまで1.5時間程掛かりました。ソウルフードのグリッツ、他のお客さんのテーブルには一切見かけませんでした。というのも、南部の人々はグリッツに飽き飽きしているとかしていないとか(毎日朝食で出るし?)。実際、グリッツ自体は無味のため、味付け次第の料理でもあります。今回注文したグリッツは、ベーコンやえびが入れられたり、しっかりとした味付けで美味しかったです。
f:id:USAKO6363:20190528064109p:plain

上:グリッツ 下:ゆで卵料理、フライドチキン

f:id:USAKO6363:20190530083245p:plain

 以上、アラバマジョージアの旅でした。次回は、テネシー州チャタヌーガを訪問します。