アメリカ 旅行(南部~東海岸/ニューオリンズ) May, 2, 2019

  1. 第二次世界大戦博物館
  2. 南北戦争博物館
  3. ブードゥー博物館

 

 ニューオリンズ中心部のホテルは駐車場付きでない事が多いため、6マイル(10km)程離れたモーテルに宿泊しました。ホテルから中心部までは、Uberで10~15ドル程度で行けました。

 

1.第二次世界大戦博物館(The National WWⅡ Museum)

 2000年にD-DAY(ノルマンディ上陸作戦開始日)博物館として開館し、第二次世界大戦の忘れられない体験を享受できます。f:id:USAKO6363:20190525154641p:plain

ルイジアナ メモリアル 展示館でチケット購入

現地情報:https://www.nationalww2museum.org/

料金:28ドル/大人(別料金 4Dシアター:7ドル/人 潜水艦体験:7ドル/人)

 とても規模が大きく、5館もあるので半日以上の観光になります。ニューオリンズでも人気の観光地のため、9:00ちょっと過ぎでもチケット売り場は5分くらいの列を成していました。朝一に行けば、それ程並ぶことはないと思いますが、心配な方はオンラインでチケット購入できます。

① ルイジアナ ・メモリアル 展示館

② 4Dシアター

③ 戦い1F:ヨーロッパ方面 2F:太平洋方面

④ 航空機展示、潜水艦(SS-306)体験

⑤ 戦時中の科学テクノロジー発展

 私は、アメリカは第二次世界大戦をどのように捉えているかという事と、世界の認識を確認したかったので、①③④を訪問しました。

① 戦前の状況から、参戦、技術革新、ノルマンディー上陸作戦について展示されています。

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日系アメリカ人キャンプの様子・証言ビデオ

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上:多くの米企業が戦争アイテムを製造 下:原始研究室

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D-Day 偽装

③ 連合国と枢軸国との対立と戦いの様相が分かりやすく展示されています。

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日本代表とアメリカ代表

④ たくさんの航空機が展示されています。

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2.南北戦争博物館(Confederate Memorial Hall Civil War Museum)

 その名の通り、連合国(南軍)中心の遺品が展示されている博物館で、バージニアリッチモンドにある南北戦争博物館に次いで多くのコレクションを所蔵しています。ルイジアナで現存する博物館で最古の建物(1891)は、ヨーロッパのロマネスク様式にインスパイアされた「リチャードソニアン・ロマネスク」という様式で、19世紀に流行したアメリカンスタイルで重厚です。

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現地情報:https://confederatemuseum.com/10ドル/大人 日・月休み

 第二次世界大戦博物館1号館の駐車場側から道路を挟んだところに位置しています。1891年に開館したので、内装は歴史観漂う木造です。1Fだけなので、30分-1時間目安で見られます。(地下にはお手洗い、スタッフ休憩所、謎の貸し出し衣装的なものがありました。)南軍士官には、優れた指揮能力を持っている指揮官が多く、私は彼らのファンであったりもします。その指揮官が召していた制服やアイテムが多数展示されており興奮しました。写真は一例ですが、その他リー将軍のフォークやジェファーソンデイビスの洋服も見られます。

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左:ブラクストン・ブラッグ 右:P.G.T. ボーリガード

 フレンチ・クオーター方面へ向かいます。歩いて15分程です。その途中にあるレストランでランチしました。ニューオリンズは港町であるため、魚貝系料理に強く、特にオイスターバーレストランが多く目に留まりました。有名な店は行列ができていたので、特に並ばずに済みそうなお店を選びました。(昔、観光地でとても有名なレストランの行列に並んだにも関わらず、全く美味しくなかった経験があったので、観光客の行列は不信になりました。地元住民もいる店を信用します。)魚貝類より肉派の私ですが、この牡蠣料理が今回の旅行でNo.1の美味しさでした!

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味付け焼き牡蠣、ジャンバラヤケイジャンサンドイッチ

 フレンチ・クオーターでは、薬局博物館に寄ろうとしましたが、店内が人で溢れていて酸素不足になっていそうだったので、断念しました。中心部にある州立博物館の前広場では、黒人若者がジャズ演奏をしていました。とても力強い音で迫力があり盛り上がっていました。州立博物館(Calbido)には、ルイジアナの歴史発展について展示されていました。

 近くのカフェの老舗(カフェデュモンド)で、有名なフランス菓子(ベニエ)が食べられるということで立ち寄ってみました。15時だったので、行列なら諦めようと思っていたところ、行列はできていなかったので、とりあえず店(オープンテラス部分)へ入り込みました。テイクアウトコーナーは、10人くらいの列を為していたので、店内で食べようとしましたが、テーブルに案内される様子はありません。空きテーブルがあったので、適当に座ってみたらスタッフがオーダーを取りに来ました。ベニエ1人前を頼むと、3個の粉砂糖まみれの四角ドーナッツがサーブされます。見た目とは裏腹に、熱々であっさりしていたのでペロリと食べられました。私は3個のベニエを二人でシェアしましたが、欧米人観光客は1人一皿頼んでいる様子で、テーブルがベニエだらけでした。チコリコーヒー、ベニエ1セット、コーラで11ドル(9ドル+チップ2ドル)でとても易しいお値段でした(会計は現金のみ)。庶民派老舗カフェという印象です。

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ベニエ一人前とチコリコーヒー

3.ブードゥー博物館

 ブードゥー教とは、ベナン、ハイチ、ニューオリンズで信仰されている民間信仰です。特徴として、儀式では生贄や呪術(黒魔術?)を行います。ニューオリンズでは、ブードゥー教に関するお土産屋が(博物館近辺に)非常に多く固まっており、この宗教を観光化していると感じました。

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ブードゥー博物館

現地情報:https://www.voodoomuseum.com/#page-top入場料:7ドル/人

 小部屋が二つあるくらいの小規模な博物館なので、30分もあれば観光できます。宗教関係アイテムがごった返しているイメージで説明文は少なかったです。ブードゥー教ニューオリンズに来て初めて知った知識に乏しい私からしたら、難しかったです。

今まで一切見かけなかった日本人観光客がこの博物館内にはたくさんいたので、日本で黒魔術が流行っているのか思いました。お土産屋では、100均で買えそうな手の平サイズの小さな人形(呪い?生贄?)が8ドルくらいしたので、7ドルは呪い料金なのかな?後で調べたのですが、本場の西アフリカベナンでは、本物の動物生贄だったり、剥製が売られているようなので、海と時代を渡ってマイルドなお土産になったのかと思いました。ベナンでは、ブードゥー教の祭典「エグングン」が年始に開かれるそうなので、機会あれば訪れたいです。

 

さて、観光の後はブルボン・ストリートへ!このストリートにジャズバー等が集中しています。ジャズだけでなく、ロック等色々なミュージシャンが演奏しています。ジャズバーでも、ジャズ演奏が始まるのが21:00~だったりと遅いケースが多いので、とりあえず周辺で夕食や一杯飲んだりして時間をつぶします。お酒には厳しいアメリカでも、このストリートでは、明るい内からお酒を飲んではしゃいでいる人が散見されました。でも、18時くらいになると警察が出動してくるので、はしゃぎ過ぎは要注意!

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左:ハンドグレネードとシャークカクテル 右:牡蠣料理とザリガニ

カクテルコップお持ち帰りOKのお店が多くて、かわいいお土産になりました。シャークカクテルは、サーブされる時にパフォーマンスもしてくれます。鮫の内側に血のような赤い液体を忍ばせておいて、透明の液体が入っているコップに鮫を突っ込んで「Caution! Cauation!」と叫んでくれて、楽しかったです。18時くらいになってもジャズ演奏しているお店は少なく探すのが大変(事前調査不足かも?)で、ようやく1軒だけ、見つけられました。テナーサックス演奏が素敵でした。

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左:ブルボンストリートのジャズバー 右:大道芸人

 20時あたりになれば、ジャズ演奏が始まるバーも多いかもしれませんが、明朝も早起きで長距離ドライブなので、ハシゴすることなく帰りました。もし、夜遅くまでニューオリンズに居ることができず、17時あたりから確実にジャズを楽しみたいというなら、ジャズクルーズや音楽だけを楽しむジャスハウス(17時~)をお申し込みすることをお勧めします。人気のため、当日申し込みは行列ができていました。

 

以上、ニューオリンズ観光でした。次の日は、ジョージア州方面へ向かいます。