アメリカ 旅行(南部~東海岸/ゲティスバーグ) May, 9, 2019

 

  1. ゲティスバーグ国立軍事公園
  2. 南北戦争博物館

 

1、ゲティスバーグ国立軍事公園(Gettysburg National Military Park)

 南北戦争当時、北軍フレデリックスバーグで南軍に大敗した後、ポトマック軍(東部戦線の主力北軍)指揮官を交代(バーン・サイド→フッカー)して、再度リッチモンドに向けて進撃します。そして、またもやチャンセラーズビルの戦い(フレデリックスバーグの隣郡)で大敗して後退してしまいます(また指揮官交代:フッカー→ジョージ・ミード)。しかし、南軍にとっても有力指揮官や兵隊を消耗した戦いであったため、両軍とも追い詰められた状況になりました。北ヴァージニア軍(東部戦線の主力南軍)指揮官であるロバート・E・リーは、開戦時からずっと戦場になっているヴァージニア州の休息、食料確保、また合衆国内を戦場にすることで、厭戦ムードを盛り上げて休戦に持ち込むという狙いで、北部に攻め込みます。そして、戦局が大きく北軍(合衆国)に傾いたといわれるゲティスバーグの戦いに繋がります。

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現地情報:https://www.nps.gov/gett/index.htm

 ビジターセンターへの入館及び屋外展示は無料ですが、博物館、サイクロラマ、映像は有料(国立公園パスのAmerican Beautifulは適用されない)です。セット価格:15ドル/人。その他、バスツアーもあります。

詳細:https://www.gettysburgfoundation.org/ticket-prices-and-packages/

 映像及びサイクロラマは入場制限があるため、チケットに時間が記載されており、それが映画館入場時間になります。映画の後にサイクロラマを見学します。サイクロラマとは、1883年にフランス人芸術家によって製作された絵画です。彼は、南北戦争後にゲティスバーグに赴き、当時の戦争に参加した人々にインタビューしたりしてゲティスバーグの戦い( Battle of Gettysburg on July 3, 1863.)を忠実に描きました。絵画サイズは高さ42 feet (13 m)、円周377 feet (115 m)と特大です。絵画の中心に立ち、アナウンスを聞くと、まるで当時にいるかのような体験ができます。

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 屋外展示については、バスツアー等もあるようでしたが、自家用車のセルフツアーも可能です。(ビジターセンターのパンフレットにドライブコースと見所が記載されています。)ゲティスバーグは戦後すぐ人気の戦場跡観光地となったため、当時の様子がよく残されています。当時とほぼ同じ風景が自分の目で確認できるのは、貴重な体験です。

 広範囲のため、ビジターセンターと合わせて、観光には半日~1日掛かります。

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路駐スペースがあります

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2、南北戦争博物館(The National Civil War Museum)

 国立南北戦争博物館は、ペンシルバニアハリスバーグ(州都)にあります。ここでは、合衆国側と連合国側どちらに偏る事も無く、バランスよく展示されています。

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現地情報:https://www.nationalcivilwarmuseum.org/   料金:13ドル/人

 正面から入場して右手にある土産屋のレジで入場券を購入します。2階建ての博物館で、観光目安時間は2~4時間です。閑散としていたので、じっくり展示物を確認できます。蝋人形がたくさん展示されていて分かりやすいです。また、装備品や服装が北軍・南軍それぞれ均等に展示されていて、見比べやすかったです。

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第9ニューヨーク連隊 ズアーブ兵のジャケット


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移動式ダイニング

 


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南軍リー将軍北軍グラント将軍に降伏した様子

 

 本日、昼飯抜きになってしまったため、夜はボリュームあるステーキを食べました。Texas Road Houseはプライムリブがお勧めです。しかも比較的安価で食べられる。落花生とパンが無料で添えられ、食べ放題です。特に、パンはお店でベイクしているため、焼きたてを頂けます。フワフワで物凄く美味しいです!パンと一緒にサーブされるシナモンバタークリームも絶品です。

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 以上、ゲティスバーグ及びハリスバーグの旅でした。次は、ランカスター、ストラスバーグ、ペンシルバニアまで最後のドライブです。

 

 

アメリカ 旅行(南部~東海岸/ワシントンD.C.) May, 8, 2019

 

  1. アーリントン国立墓地
  2. リンカーン記念堂
  3. スミソニアン国立自然史博物館
  4. ホロコースト記念博物館

 

1、アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetry)

 南北戦争戦没者のための墓地として築かれました。その後は、(独立戦争の含む)、WWⅠ、WWⅡ、朝鮮戦争ベトナム戦争戦没者やテロ犠牲者等が祀られています。無名戦士の墓地は、365日24時間天候に関わらず、儀仗兵によって警衛されています。

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現地情報:https://www.arlingtoncemetery.mil/#/ 無料

 墓地は、朝早く(8:00)から開園するため、開園時間に入場できるようモーテルから徒歩で向かいました。途中、海兵隊記念碑を通過しました。硫黄島の戦いでのアメリ海兵隊星条旗掲揚の写真を元に作成され、1954年11月10日に除幕されました。

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 海兵隊記念碑からアーリントン墓地へ向かうと、(正門ではなく)通用門が最寄りのゲートになります。簡易なセキュリティーチェックを受けました。儀仗兵の交代式を拝見したく、セキュリティースタッフに場所を伺うと、「まっすぐに進んで左に進むだけ」と簡単なルート説明だったため、近いものだと思っていたら、なかなか辿り着けません。とうとう、グーグルマップ案内(目的地をThe Tomb of the Unknown Soldierに設定)に頼ってようやく辿り着きました。墓地は非常に広範囲で、道案内看板も見当たらなかったので、グーグルマップ経路案内が便利です。(正面ゲートから入れば、ガイドツアー等にも参加できるようです。)

  無名戦士の墓は、通用門から30分掛かって辿り着けました(正面ゲートからは15分程度)。儀仗兵交代式は、4月~9月は30分、10月~3月は1時間おきに実施されます。開園後最初の交代式(8:30)にちょうど到着できました。とても静かな場所のため、近くに寄ってようやく儀仗兵を発見できました。観光客に向けた式ではないため、特に「今から交代しますよ~」というアナウンスはなく、指揮官が静かに登場して交代式が始まります。見物人は、私の他は2名(一眼レフカメラマンと怪しげな男性)しかいなくて、静寂に包まれた中、交代式を拝見できました。今までに日本の儀仗兵を数回拝見する機会がありましたが、それと比較してもアーリントンの儀仗兵は非常に訓練されていることが分かりました。各挙動が非常に美しく、また、指揮官と兵士の歩調、それに伴う音等の斉一性はパーフェクトで感動しました。小銃もピカピカに整備されてます。

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交代前は銃点検

 10分程度で交代式が終わったと思いますが、帰る途中に多くの団体観光客(特に修学旅行生)とすれ違ったので、9:00~の交代式は見物人多数になると思います。この後は、ワシントンD.C.方面に徒歩で向かうため、正門から出ました。正門にはビジターセンターがあり、戦争に関する小規模なギャラリーもあります。ここから団体客が多く入場するため正門セキュリティーは混雑していました。

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修学旅行生が非常に多い!

2、リンカーン記念堂(Lincolon Memorial)

 ワシントンD.C.ナショナルモールの西端に位置してます(アーリントン寄り)。南北戦争後の1867年にリンカーン大統領の記念碑建設計画が始まり、1922年に除幕されました。リンカーン大統領は、奴隷州の拡張に反対したため南部諸州の反発を招き、アメリカ合衆国を二分する南北戦争に突入しましたが、北軍を指揮して勝利へ導きました。今では最も偉大な大統領の1人とされています。

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現地情報:https://www.nps.gov/linc/index.htm 無料

 ナショナル・モールにある施設としては珍しく、セキュリティーチェックなしで入場できます。テロ専門家曰く、このような場所が一番テロの標的にされやすいという事で、周囲の警戒は絶やさないよう心掛けました。10分程で見られました。

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ワシントン記念塔

 リンカーン記念堂からナショナル・モールを眺めると絶景です。リフレティング・プール(池)には、その名の通りワシントン記念塔が反射してます。映画フォレスト・ガンプの、主人公と幼馴染の再会シーンが蘇ります。

 ※ワシントン記念塔は改修中で登ることができませんでした。

 

3、スミソニアン国立自然史博物館(Smithsonian Natural History Museum)

 植物、動物、化石、鉱石、岩石、隕石の標本や文化工芸品など、総数にしておよそ1億2千5百万個を超えるコレクションを誇る、国立の博物館です。映画ナイトミュージアムの舞台にもなりました。

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現地情報:https://naturalhistory.si.edu/  無料 

 人気博物館のため、Constitution Ave.沿いの入り口から入場しました。こちらから入場すると地下1階からスタートになります。地下は、鳥コーナーです。

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生き生きとした鳥たち

 1階には、動物、人間の進化、海洋生物コーナー等があります。


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生き生きとした哺乳類

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ホモ・フローレシエンス

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ニモ

 2階には、虫、骨、マミー(エジプト)、鉱石(宝石)等があります。虫コナーは子供に大人気!あちこちで「オーマイガー(やばい)!」と子供たちがはしゃいでいました。

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骨の標本が意外におもしろい

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オーマイガー

 

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最近の研究では、恐竜は毛が生えている

 

4、ホロコースト記念博物館(United States Holocaust Memorial Museum)

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現地情報:https://www.ushmm.org/  無料

 常設展の見学は、混雑を回避するため人数制限しており、整理券を入手しなければなりません。セキュリティーチェックを通過した後、インフォメーションカウンターに赴き整理券を入手します(オンラインでも1ドルで予約可能)。空きがあればすぐに見学できますが、待ち時間が発生しても常設展以外の展示コーナーを見学して時間を過ごせます。

 印象に残ったのは、ユダヤ人がナチ党に迫害されている時代のアメリ世論調査の展示で、その一例ですが、迫害問題に関与すべきではないという意見が大多数だったのです。世論調査結果はその他にも多数展示されていましたが一貫して無干渉意見が強かったです。アメリカ大統領トランプ氏が「世界の警察を辞める」なんて発言していたから、アメリカは”世界の警察”とか”他国によく干渉する国”と思いきや、アメリカの歴史は独立戦争以来のワシントン、トーマス・ジェファーソンの提唱した孤立主義思想から始まり、WW2前でも今でも国民にもよく浸透しているのが分かりました(だから無干渉主義のトランプに同調したのか)。アメリカ国内でも太平洋戦争時に日系人をキャンプに強制収用していたことも事実ですし。ホロコースト問題は、ナチスだけ、もっと言えば、この時代だけではなく、今も尚世界でなくらない問題なのです。こうした問題(イジメも含むのでは)を他人事で済ませている人が多数な限り、大量虐殺や迫害問題はなくなることはないのだと思いました。

 その他、博物館にはアメリカ軍によるナチス収容所の解放映像等が複数展示されており、貴重な資料を見る事ができました。

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日系人をキャンプに収容する記事

  

 以上、ワシントンD.C.2日目観光でした。明日は、ゲティスバーグとハティスバーグを訪問します。

アメリカ 旅行(南部~東海岸/ワシントンD.C.) May, 7, 2019




  1. アメリカ合衆国議会議事堂
  2. 国立アメリカインディアン博物館
  3. スミソニアン国立航空宇宙博物館
  4. 国立美術館

  アーリントンのモーテルからワシントンD.C.までは、地下鉄でアクセスします。運賃は区間よります。また、時間帯によっても変動します(平日通勤時間帯は割高)。毎回行き先と時間帯を確認して切符を購入するのは手間なので、Suicaのようなプリペイドカード(SmartTrip)を購入しました。カードを購入するには最低10ドル必要です(発券手数料2ドル(返金なし)、運賃8ドル:クレジットカード決済可能)。ちなみに、都度買いの場合、切符発券手数料1ドルかかります。1日観光で地下鉄往復するだけなら、D.C.からよっぽど離れていない限り運賃8ドルもかからないだろうし、発券手数料も同じなのでSmarTripを購入する必要はないですが、2日以上の観光なら、手数料や購入の手間を考慮してSmarTripを購入すると便利かもしれません。私の場合は、アーリントンのロスリン駅からD.C.地区2日間のアクセスで、運賃はトータルで約9.5ドルでした(1.5ドルチャージ)。※このカードで路線バスにも乗車できます。バス車内で現金を多めに支払った場合、お釣りは返ってこないので、SmarTripが便利です。

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券売機

 

1、アメリカ合衆国議会議事堂(United States Capitol)

 議会を構成する上院、下院があります。1793年初代大統領の時代に着工されました。1863年にドーム先端に自由の女神が設置され、現在の姿に威容を整えました。実は、アメリカ合衆国議事堂としては4代目の建物になります。(1代目:MDアナポリス州議会議事堂、2代目:NYフェデラルホール、3代目:PA独立記念館)

 D.C.地区には様々な観光地がありますが、ほとんどの開館時間が午前10時です。議事堂は珍しく朝早く(午前8:30)から開館するため、効率よく観光するために一番最初に訪問しました。 


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議会図書館側より

現地情報:https://www.visitthecapitol.gov/  無料  日曜休み

 アーリントン方面からGoogle Mapで議事堂を目的地として設定していくと、Federal Center駅で下車という案内になり、その通りに行ったところ、駅から議事堂までは徒歩10分で行けるものの、そこから見学者入場口のビジターセンターまでは更に遠くて結構歩きました。ビジターセンター最寄りの駅はCapitol South駅なので、目的地を「U.S. Capitol」ではなく、「U.S. Capitol Visitor Center」に設定した方がスムーズにアクセスできます。

 (議事堂ツアーはHPから予約できるようですが、今回は予約なし)開館時間(8:30)目指して到着しましたが、既に20分程の列ができていました(平日)。この行列はセキュリティチェックによってできた列であり、開館待ちの人々がいたから列になっているのかなと思いましたが、次第に後ろの列が伸びていったため、やはり開館時間目掛けて到着した方が良いです。セキュリティチェックでは、大きい荷物や液体は持ち込み禁止です。※ワシントンD.C.地区の観光地はだいたいセキュリティチェックで液体禁止が多いです。

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左:セキュリティチェックの行列 右:警備わんこ

 セキュリティチェックを済ませた後、階段を下ると左右にカウンターがあります。右側は眩暈がするほどの行列ができていて、左側は人がいなくてクローズしてる雰囲気でしたが、スタッフが声掛けしてくれて人気がない左側へ行くように指示してくれました。カウンターで整理券を受け取り、指示される方向へ向かいます。ある程度人数が集ったら観光がスタートします。

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 まずは、シアターで現在のアメリカ議会制民主主義に至るまでの歴史を鑑賞します。その後はドームを下から見上げます。

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ジョージ・ワシントンを神格化した天井画

 ドームホールは、有名な大統領の彫像で囲まれてます。

 

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グラントとリンカーン

  ドームを抜けると彫像ホールがあり、歴史上傑出した人物を称えています。

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電球を持ち上げるエジソン

 その他、連邦議会の会期中は、上下院本会議場の模様を実際に見学できるそうです。

  議事堂から議会図書館までトンネルで通じていて、ここを通ればセキュリティチェックなしで図書館も見学できます。実際、図書館側の(外からの入り口)セキュリティも混雑していたので、両館を訪れるなら、トンネルを利用する事をお勧めします。図書館でもツアーが催行されているようでしたが、セルフツアーでも図書室を見渡せました。1800年に設立した建物は、重厚な外観で、内装は美しかったです。日本の国立国会図書館は、アメリカ議会図書館をモデルにしてます。

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議会図書館

 

2、国立アメリカインディアン博物館(National Museum of the American Indian)

 議会議事堂正面のナショナル・モール南側に位置しています。ナショナル・モール沿いの博物館は正面玄関がモール沿いにありますが、この博物館は朝日が昇る東側が正面玄関になっています。それは、インディアンの伝統文化に倣っているためです(建築家はインディアン)。

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現地情報:https://americanindian.si.edu/

 館内は4フロアもあります。ワシントンD.C.の博物館は、どこも展示が充実しているため、じっくり観光するなら半日は必要だと感じました。

 最初に4階へ行って、下りながら展示物を見るのが効率良いです。インディアンといったら、頭に羽飾りして狩猟をしているイメージでしたが、それは一例に過ぎず、多様な民族がいるという事が分かりました。アメリカは日本よりずっと広い土地ですから、気候も風土も多様で、その土地に合った生活をする民族も多様なわけです。

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上:民族衣装  下:お祭り

 

3、スミソニアン国立航空宇宙博物館(Smithonian National Air and Space Musem)

 議会議事堂正面のナショナル・モール南側でインディアン博物館の隣に位置しています。航空機や宇宙船関係を展示する博物館では、世界最大級規模です。

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現地情報:https://airandspace.si.edu/

 人気博物館のため、セキュリティ検査で列を為している場合があります。他の人気博物館もそうですが、入り口は一つだけではなく、正面、裏側、側面にそれぞれに玄関があるケースが多いです。ワシントンD.C.は修学旅行生や団体ツアーの観光客が多く、そのような団体は正面玄関(モール沿い)から入場するため、その入り口は混雑している場合が多いです。私は、だいたい正面玄関を避けてスムーズに入場していました。

 館内は2フロアであり、航空機の発展から宇宙進出までの展示があります。

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I can fly.

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4、国立美術館(National Gallery of Art)

 建物は西館(~20世紀初頭美術)と東館(現代美術)に分かれています。

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現地情報:https://www.nga.gov/

 西館には、著名画家の絵画(フェルメールゴッホ、モネ等)が非常に多く、かつ無料で鑑賞できるので驚きました。宗教画も豊富で面白いです。アメリカの博物館・美術館全体的にそうですが、写真OKな場所が多くて、とても有難いです。

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ボッティチェリの宗教画

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ソファーが多く、疲れたときも休める

 

 西館と東館は、1階部分からトンネルで繋がっています。両館訪問する場合は、トンネルを利用する事で、セキュリティチェックを1回省略できます。

 東館では個性溢れる美術品を鑑賞できます。現代美術品は自由度が大きかったり、認知度が低いためか、西館に比べ鑑賞者が少なかったですが、自由に自己表現している作品を見ていると、想像欲や芸術欲が沸いてきました。そして、インスタ映えなら、東館ではないでしょうか!?

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屋上に大きな青いニワトリがいる

 

 博物館が集中するナショナル・モールエリアには飲食店が少ないように感じました(博物館内にカフェテリアやレストランがありますが、閉店時間が早い)。そのため、夕飯ついでに古い町並みで有名なジョージ・タウンへ訪れました。ジョージ・タウン最寄り駅のFoggy Bottom-GWU駅まで地下鉄で、下車後は歩き(15分程度)でジョージタウン中心部まで行きました。ジョージ・タウンには、19時まで営業してる博物館(Old Stone House)があり、そこへも立ち寄りました。植民地時代の中産階級の家で、首都に残る最も古い建物です。建物が老朽化しているため、2階部分はクローズしてしまいましたが、1階部分は見学できます。見学場所は少ないため、10分程度で見られます。

 

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オールド ストーン ハウス

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ジョージ・タウンの町並みが素敵で散歩も楽しい

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セブンイレブンも古い町並みに馴染んでいる

 ジョージ・タウンには伝統的なアメリカンレストランはもちろん、日本、東南アジア、フランス、イタリアレストラン等、色々選べます。

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タイ料理

 

 明日は、ワシントンD.C.観光2日目です。

アメリカ 旅行(南部~東海岸/バージニア) May, 6, 2019

  1. フレデリックスバーグ国立軍事公園

  2. 立海兵隊博物館
  3. マウント・バーノン

 

1、フレデリックスバーグ国立軍事公園(Fredericksburg National Military Park)

 南北戦争中、フレデリックスバーグはやその周辺は、合衆国首都のワシントンD.C.と連合国首都リッチモンドの間にあったため、アメリカで最も争われた地となりました。特に1862年12月のフレデリックスバーグの戦いは、南軍が北軍に対して完全に勝利したということで有名です。この戦いによる南軍士気高揚効果は絶大でした。南軍はこの勢いで、合衆国領土まで攻めてくるので、北軍は大ピンチでした(リンカーンは、狂気に近い神経的興奮状態に陥るほど)。

 現地には、戦場で南軍が積んだ石壁、当時の作戦本部があった建物(Brompton)、南軍狙撃手が使用していた民家等が保存されています。

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現地情報:https://www.nps.gov/frsp/index.htm 無料  

 駐車場はビジターセンターの裏側です。観光時間の目安は1~1.5時間です。ビジターセンター内には、小規模な展示があります。

 北軍が「Telegraph(電信機)」を初めて戦争で使用し、その時のものが展示されていました。それまでの通信手段は「人」でした。私が南北戦争に見る各方面作戦失敗する時の大きな原因は、部隊間のコミュニケーション不足にあったと考えます。「人」を介して伝達すると、迅速性や正確性に欠け、そして戦場では途切れる可能性も大きく、非常に不安定です。これを改善できたとしたら、戦局は大きく変化しただろうと信じています。おそらく、当時の軍人も通信問題について課題を抱えていたのでしょう。この電信機が登場しました。川を越えて指揮所と最前線が通信できるよう、北軍通信兵が有線を繋ぎました。この戦いでは有用ではなかったのですが、軍事通信技術歴史上のマイルストーンになったことは確かです。元々通信兵であった私にとって興味深いアイテムでした。今となっては、素敵なアンティーク雑貨に見えます。

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アメリカ戦史で初めての電信機登場

 ビジターセンター側面のSunken Road(サンケンロード)に戦場跡があります。倒れている兵士に水筒をあげている兵士のモニュメントがありますが、これは実際にあった逸話を基にしてます。南軍兵士が、寒い冬の戦闘で怪我して動けない瀕死の北軍兵士に水を与え続けました、しかも敵に狙撃される可能性があると知りながら。北軍側も彼の意図(救援)が明確だったので、彼が水を与えてい間は攻撃を中止しました。その崇高な慈悲心の持ち主である南軍兵士は、メアリーハイツ(場所の名前)の天使と呼ばれています。戦争がなければお互いに思いやりをもてる人々なのに、政治家を含む一部の指導者が始めた戦争によって、こうした一般市民同士を殺し合わせるなんて(しかも指導者は安全な場所にいる)、これほどやりきれない事はあるでしょうか。(「戦争しかない!」と叫ぶ政治家を選ぶ国民の責任ということでしょうか。戦争反対の政治家が戦争を始めるケースもありましたが。)この話しは美談とされていますが、戦争の虚しさと悲しみを感じました。

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フレデリックスバーグの戦いでの美談

 

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上:南軍が構築した石壁 下:狙撃ハウス

 また、フレデリックスバーグは南北戦争最初の市街戦になった場所でもあります。市街地までドライブし、車窓観光しました。レンガ造りの歴史観漂う町並みでした。北軍が渡河に苦労したラッパハノック川を渡って次の目的地へ向かいます。

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2、国立海兵隊博物館(National Museum of the Marine Corps)

 アメリ海兵隊は、独立戦争動乱の中で誕生し、200年以上の歴史を持っています。ここではその歴史を展示しています。とても特徴的な外観をしていて、ハイウェイからも目立って見えます。アーリントンとフレデリックスバーグの中間に位置しています。

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現地情報:https://www.usmcmuseum.com/  無料

 駐車場は敷地内にたくさんあります。入り口でセキュリティーチェックされます。大きなバッグや水・食べ物は持ち込めません。内部はサークル上になっていて、一周できるしくみになっています。まずは、入場して左側のシアターから始まりますが、開始時間が区切られているため、時間になるまで展示物を鑑賞します。シアターの隣からは、海兵隊の入隊コーナー、歴史展示ゾーンを見学します。

 最初はイギリス軍の真似をして作ったその場限り部隊な性格から始まり、その作戦内容から陸軍と混合されたり、海軍と指揮系統で揉めたりと、日本には馴染みない組織です。平時での存在価値についてしばしば議論になるようですが、有事の際は先頭きって戦地を切り開いていきます。第二次世界大戦コーナーでは、特に硫黄島の戦いに関する説明に力が入っており、太平洋戦争後期の上陸戦では、アメリカ軍損害実数が日本軍を超えた稀有な戦いとしてアメリカ歴史上でも有名です。退役軍人も常駐しており、栗林忠道に関する説明をしてくれました。アメリカでは、敵国の指揮官であっても優秀ならそれを尊敬する風があり、彼もまたよく研究して賞賛してました。歴史ゾーンのボリュームが大きいので、見学に最低2時間は掛かると思います。

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1866年 海兵隊募集チラシ

 館内にはレストランもあり、入り口のスタッフから「おいしいよ!」とお勧めして頂きました。特に海兵隊メニューでもないですが、ボリュームあって美味しかったです。

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ハンバーガーとサラダ

 

 

3、マウント・バーノン(George Washington's Mount Vernon)

 アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンの邸宅及びプランテーションです。彼は大統領任期中も含み約45年間そこに住みました。内装は1799年を再現しています(家具はオリジナル、時代物、模造品)。婦人会の寄付により運営されてます。

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 現地情報:https://www.mountvernon.org/  入場料:20ドル/人

  敷地内に駐車場があります。チケット購入後にオリエンテーションセンターに入場しますが、荷物検査があります。飲食物(水はOK)・大きなバッグは持ち込み禁止です。チケットに時間が記載されていて(整理券)、それは邸宅ツアー開始時間です。チケット売り場から邸宅までは徒歩15分程かかるので、時間を見ながら行動します。集合場所は、邸宅ではなく、パンフレットの地図上に示されていて、チケット売り場のスタッフから指示されます。オリエンテーションセンターにはシアターがありますが、人気がなくスタッフにお願いしたら上映してくれました。(他に誰もいない。)邸宅周辺は、修学旅行生と思われる団体をはじめ多くの観光客で賑わっています。

 邸宅ツアー(撮影禁止)ですが、各部屋毎に案内人がいます。ちょうどフランス語修学旅行生と同じまとまりになってしまったのですが、解説者が学生たちに「ワシントンはフランスとの友好をすごく大切にしていた。」とアピールしていました。木造建築で、モンティチェロとは違った家庭的な家でした。家の裏側から、ポトマック川を一望でき素晴らしい光景です。自然が残っているので、ワシントンもほぼ同じ風景を眺めていたのだと思います

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 ワシントンは農業家でもあったため、プランテーションには様々なガーデンやパイオニアファーム(革新的な農業や漁法)があります。また、奴隷の仕事場や生活場所も保存されています。

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鍛冶場

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奴隷部屋

 

ワシントンの眠るお墓は聖地化されてます。(大声禁止区域)

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奥様と一緒に眠るジョージ・ワシントンの墓

 

 また、ガーデンから出るときには入り口と違う建物(教育センター)を通過して出るのですが、博物館があり、ワシントンゆかりのアイテムや蝋人形の再現等を見られます。私は14:30に入場したので、閉園まで2時間30分滞在しましたが、全然時間が足りませんでした。しっかりと見学する場合は、半日掛かりになると思います。

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 そろそろフライドチキンに満足してきた時期になり、夕飯には大好きなインドカレーを頂きました。都市部なら、エスニックレストランも豊富なので有難いです。フライドチキンは毎日食べられませんが、インドカレーなら毎日ウェルカムなほど好きです。

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インドカレー ファストフード

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  以上、バージニアの旅二日目でした。明日から二日連続ワシントンD.C.観光です。

アメリカ 旅行(南部~東海岸/バージニア) May, 5, 2019

  1. モンティチェロ
  2. 南北戦争博物館(リッチモンド
  3. エドガー・アラン・ポー博物館
  4. バージニアホロコースト博物館

1、モンティチェロ(Monticello)

 モンティチェロ(イタリア語で小さな山という意味)とは、アメリカ独立宣言の起草者の1人であり第3代大統領を務めたトーマス・ジェファーソンの邸宅及びプランテーションです。トーマス・ジェファーソン本人の特徴的なデザインで建築(1809年完成)され、世界文化遺産に登録されています。

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ヴィジュアル化されたトーマス・ジェファーソン肖像画

現地情報:https://www.monticello.org/  

料金:29.95ドル(3月~10月)、25ドル(11月~2月)/人 オンライン購入割引あり

 博物館にしては珍しく早朝(8:30am)から営業しています。朝一で訪れましたが、駐車場は数台停められている程度で混雑していませんでした。ロケーションが主要都市からアクセスしずらいためか、団体バスで来る方が多い気がしました。そのため、人が少ない朝一が狙い目だと思います。大きなカバン(11"×15"×6":インチ)は持ち込み禁止されてます。エントランス右側の建物でチケットを購入すると、時間が刻印されたチケットを渡されます。邸宅内は自由に見学できるわけではなく、人数制限しているためチケットが整理券の役割をしています。邸宅は小山の頂上にあるため、シャトルバスに乗車しなければならないのですが、ここで注意したいのが、チケットに刻印された時間はシャトルバスの時間ではなく、邸宅のツアー開始時間なのです。そのため、遅くても時間の15分前にはシャトルバス(5~10分間隔運行)に乗車しなければなりません。(歩きでも邸宅まで行けますが、25分掛かります。)バスに乗れば、10分程で邸宅正面まで行けます。バスを下車した時に、集合場所(East Walk)を示されます(5分前に集合)。私は集合時間まで、周辺の展示物を見て周りました。

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邸宅の周りにはスレウブハウスが立ち並んでいる

 時間になると、邸宅内部ツアーが始まります。所要時間はだいたい30分~1時間程度です。中世の服装をした手馴れたガイドが英語で案内してくれます。邸宅内は撮影禁止です。

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 エントランスには、インディアンからの外交ギフト、ヨーロッパ絵画、北アメリカの動物の毛皮、化石、角等が展示されており、博物館のようでした。書斎が面白い内装をしてました。書斎のキャビネットと寝室との間にアルコーブ(alcove)といわれる小部屋があり、そのスペースに彼のベッドがあります。(日本のマンションでも、寝室と寝室の間を繋ぐクローゼットを見た事がありますが、そこにベッドがあるイメージです。)トーマス・ジェファーソンは、園芸学者、考古学者、建築学者、古生物学者、発明家と多彩な才能を持っており、在宅中はほとんど書斎で読書や物書きをしておりました。そんな彼は効率的な家を好み、書斎とベッドを繋がる空間にしてしまったのです。このデザインはスペースの節約で、アイディアはフランス産です。そして、そのベッドで静かに他界しました。ダイニングに関しては、暖炉の横にワインエレベーター(地下にワインセラーがある)があったのが特徴的でした。彼は、ワインに非常に詳しく、ワシントン、マディソン、モンローのワインアドバイザーでした。

 地下は主に奴隷の労働場所になっていて、整理券の時間に関係なく自由に見学できます。(ワインエレベーターの下の部分も確認できます。)地下のギャラリーの一角に奴隷女性サリー・ヘミングに関する展示があり、トーマス・ジェファーソンのスキャンダルに関して言及されていました。その記事をきっかけに彼の奴隷との関係や、奴隷に対する発言や態度をモンティチェロのHPで確認したところ、衝撃でした。アメリカ独立宣言で「All men are created equal(みんな平等)」なんて言っちゃってるけど、実のところ、かなり物議を醸す発言をしていたのでした。また、インディアン移住政策の提言は彼が元祖なのです(ジャクソン時代に履行)。偉才の強い光を放つ人物ではありますが、影(闇)も比例して深いようで、興味深い人物です。

詳細:Jefferson's Attitudes Toward Slavery | Thomas Jefferson's Monticello

 また、邸宅ツアーの他にガーデンツアー(モンティチェロの花や野菜)や奴隷ツアー(モンティチェロに住んでいた奴隷の経験)が催行されてます(料金はチケット代に含まれている)。その日は、開始時間がガーデンツアー10:00~、奴隷ツアー11:00~で、1時間起きに催行予定になってました(参加してないので集合場所は不明)。他にもトーマス・ジェファーソンのお墓も敷地内にあります。敷地は広く、参加できるツアーも3つあるので、全て網羅するとなると一日観光になると思います(バージニア大学観光も含めても良いかも)。邸宅ツアーだけなら、サクサク観光で2時間程が目安です。

 

 ランチは、モンティチェロの近所に古いレストランがあるということで、ミッチーターバン(Michie Tavern:ミッチー居酒屋)へ。この建築は1784年に開業した居酒屋の建物です。時代を経てオーナーが変わったり、ただの住居になったりしましたが、この建築物に興味を持った女性が保存活動し、モンティチェロの側に移築しました。現在は、レストランですが、内装が中世時代で、スタッフも時代に合わせた衣装を着用していて、中世にタイムスリップした気になります。ランチは南部料理のブッフェ(飲み物は別料金)です。開店時間10分後くらいに到着しましたが、既に10分待ちくらいの列ができていました。ブッフェを取るスペースが小さいためか、入店人数制限しているようでした。メニューは少なかったですが、チキン料理のボリュームが大きく、満足できます。また、野菜も好きなだけ食べられるのは、野菜不足の旅にとっては非常に有難いです。サーブスペースが狭いため、おかわりは自分で取りに行けません。代わりに、スタッフがおかわりしたいかどうか聞いてくれるので、その際におかわりしたい料理を伝えると持ってきてくれます。f:id:USAKO6363:20190530183858p:plain

ザ・南部料理

https://www.michietavern.com/

 

2、南北戦争博物館(American Civil War Museum)

 バージニア州が連合国(南軍)に加盟してから、連合国の首都はバージニアリッチモンドに移されました。バージニア州は、地理的に合衆国(北軍)と接していているため、戦争初期(1861)から終戦(1865)まで激戦地になりました。南軍が、圧倒的に戦力で優位に立つ北軍から約4年間も首都を守れたのは、自然防護物(川や渓谷)に恵まれていた事の他に、優れた指揮官がいた事が大きな要因になっています。その激戦地となったバージニア州南北戦争博物館には、多くの戦争アイテムが所蔵されています。

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現地情報:https://acwm.org/  料金:?ドル/大人 

  駐車場は上写真の左側にあります。まずは、一番左のHistoric Tredegarというビジターセンターを訪れました。ここは、特に料金をとられませんでした。一階が案内所になっていて、2,3階に展示があります。3階には15分程度のシアターが上映されてます。2階には、地図で見る戦いと南軍・北軍の制服を試着できるコーナーがありました。真ん中のガラス張りの建物が南北戦争博物館です。 ゲートの煉瓦は、当時のままです。展示は主に1階にあり、そこまで広くなく、30分~1時間程で見られました。右側のガラス張り建物は、ちょうどオープンした日だったのか、特別ゲストへのお披露目しかしていなかったため、一般人は入れませんでした。

 オンラインでもチケッ販売されていて、連合国ホワイトハウスやアポマトックス博物館とのコンボチケットがお得に購入できます。

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おみやげ 北軍と南軍のテディベア

 

 3、エドガーアランポー博物館

 エドガー・アラン・ポー(1809-1849)は、世界初推理小説といわれる「モルグ街の殺人」や暗号小説の草分け「黄金虫」を文筆した著名な作家ですあり、世界の作家に大きな影響を与えた人物です。日本で有名なのは、推理小説家の江戸川乱歩(本名:平井太郎ペンネームはエドガーアランポー由来)です。彼は、ボストン生まれですが、育ち、結婚、作家活動等をバージニアで行ったため、自分をバージニア人だと言っています。

 

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建物の中心に素敵な庭がある

現地情報: https://www.poemuseum.org/  料金:8ドル/大人

 専用駐車場はないため、目の前の通りの通りの路側に縦列駐車しました。(曜日や時間帯によっては駐禁。)敷地は小さいため、30分程度で見られました。庭には、ポーの廟があり、ビジターを迎えてくれます。展示品がある小さな建物が3戸程ありましたが、この内一つの建物で結婚式が挙げられていたため、参列者がたくさんいて見られませんでした。日本でいう挙式場とは全くかけ離れていて、博物館の一角で式を挙げている様子でした。参列者の一部は、展示品を見て回っていたりと自由な雰囲気でした。例えば、当事者たちがエドガー・アラン・ポーの大ファンであったならば、この場所で挙式できるのは、とても幸せな事だと思います

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エドガー・アラン・ポーゆかりの品が展示されている

 

4、バージニアホロコースト博物館(Virginia Holocaust Museum)

 もともとシナゴーク教育棟のあった場所に、修学旅行生がホロコーストについて学べるようにと博物館が建てられました。第二次世界大戦中のナチスユダヤ人に対する迫害や虐殺について、展示されています。また、迫害つながりで、日系アメリカ人の強制移住についての展示もありました。

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現地情報:https://www.vaholocaust.org/  無料

 エドガー・アラン・ポー博物館から徒歩5分の距離にあります。1階に常設展、2階に特別展(期間限定?)があり、1~2時間掛かります。学生向けが主体なので、蝋人形で分かりやすく展示されていました。収容所やニュルンベルク裁判の様子も見られます。

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 リッチモンドの市街を徒歩観光したかったのですが、時間制限もあり車窓観光しながら、本日の宿アーリントンまで向かいました。

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上:連合国ホワイトハウス

 

 明日以降、D.C.観光に3日間あてるので、アーリントンのモーテルに4泊します。D.C.内のホテルは、駐車場がない(または有料)事が多かったり、高額の場合が多いです。そのため、D.C.周辺のモーテル(駐車場付き)かつ地下鉄でアクセスできる場所を選択しました。アーリントンには国の墓地も近くにあるし、治安も良く、ホテルの値段もD.C.よりはお得なので車旅行の方にオススメです。

 以上、バージニアの旅でした。明日は、D.C.かと思いきや、バージニアでまだ行きたいところがあったので、引き続きバージニアの旅です。

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アメリカ 旅行(南部~東海岸/テネシー) May, 4, 2019

 


 

  1. ロックシティ
  2. ルックアウトマウンテンミュージアム
  3. インクライン鉄道

 当初、ジョージア州からバージニア州まで直行する予定だったのですが、旅行直前に急遽テネシー州チャタヌーガを旅程に組み込みました。そのきっかけとなったのが、アメリカ軍人と南北戦争の話をしている時で、おすすめの南北戦争史跡を訪ねたところチャタヌーガを強く勧められました。南北戦争勝敗の転換点となる戦として、ゲティスバーグ及びビックスバーグの戦いが有名ですが、その後のチャタヌーガの戦いを抜きにして北軍の勝利は語れない事は確かです。(リンカーン大統領もチャタヌーガを支配する者は戦争に勝利すると言及している。)当時チャタヌーガは、①鉄道の中継地点(北はナッシュビル、ノックスビル~南はアトランタ)であり、②航行可能なテネシー川に沿っているので、金融、商業、製鉄等の産業が発達しており、③ディープサウス(アトランタ)への入り口でもあり、両軍にとって非常に戦術的価値のある土地でした。実際、この地を巡って両軍の間で取ったり取られたりの戦いを繰り返します。1863年9月には、北軍は占領したチャタヌーガで南軍に包囲され兵糧攻めにあい撤退しました。これは、ゲティスバーグ、ビックスバーグの戦いで勝利した後の北軍にとって致命的な敗北であり、チャタヌーガが南軍の手にある限り北軍は勝利から遠ざかります。この戦いは、西部戦線最大の敗北といわれています。当時の北軍指揮官は解雇され、代わりにビックスバーグの英雄グラントが送り込まれ、第3次チャタヌーガの戦いで南軍を撤退させることに成功し、ディープサウスに切り込み、一気に終戦に近付きます。

 激戦が繰り広げられたチャタヌーガですが、何故南軍が奪われた土地を奪い返せたか。そのキーポイントは、チャタヌーガの地理的特性にあります。チャタヌーガという地名はインディアン・クリーク族の言葉に由来しており、意味は「Rock rising to a point」で、テネシー川を見下ろせる特徴的なな岩山(Lookout Mountain)の事です。この山からはテネシー川やチャタヌーガを一望でき、ここに陣取っていた南軍がチャタヌーガ北軍への支援物資を妨げて、包囲戦に勝利しました。

 戦後の岩山は、チカマウガ・チャタヌーガ国立軍事公園として保存されました。その他、ガーデンや列車等で観光地化されました。

 ビックスバーグでもそうでしたが、自然物を上手く活用して要塞化された地形をぜこの目で確認したく、訪問しました。

 

1、ロックシティー(Rock City Garden)

 特徴的な岩山一部を含む敷地を実業家が買い取り、1932年から観光地としてオープンしました。敷地は、歩道が整備され、ガーデニングされています。また、創業者の奥様のご趣味で、ノームがところどころで遊んでいる風景が見られます。見所は、インスタ映え間違いないの切り立った岩とヨーロッパ童話が集ったFairy Landです。

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現地情報:http://www.seerockcity.com/料金:22~27ドルくらい(日によって異なる)

 山上の敷地内に無料駐車場があります。チケット売り場では、他の観光地(ルビーフォール、インクラン鉄道、チャタヌーガシアター)とのコンボチケット(割安)も販売されています。お土産売り場の奥がガーデンの入り口になっています。観光ポイントが42個もあって広いので、早足で廻ったとしても1時間弱掛かりそうです。歩道は一本道で、最初の見所は岩の隙間です。珍しく身長ではなく、横幅制限があります。その後はたくさんのノームが出迎えてくれます。

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 中間点で一番の見所であるLover's Leapです。とても神聖な地形に感じました。正にチャタヌーガ(Rock rising to a point)!

 Lover's Leapという地名は、アメリカでは複数あり、致命的な落下具合で故意に飛び跳ねるようなリスクがあるところに名付けされています。ロマンチックな悲劇の言い伝え(例えば結ばれない二人の跳躍等)が結び付けられる事が多いです。

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ラバーズリープ

  すぐ側に7州の旗がはためいているスポットがあります。ここから7州(アラバマジョージアサウスカロライナノースカロライナバージニア、ケンタッキー、テネシー)を全て見渡せます。南北戦争の各戦いの中で、それぞれの州に特徴的な地形について言及されており、ケンタッキー方面は山が連なっていたし、ディープサウス方面は地平線が続き、その通りだと確認できました。これだけ見通しが良く、この地に陣地を張られたら、相当手強いなと感じました。

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 Fairy Landに入ると、日本人にも馴染み深い物語の人形が多く展示されていて、幻想的な世界です。

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2、ルックアウトマウンテンミュージアム(Look Out Mountain Battle Museum)

 冒頭で述べた南北戦争の戦場跡が残されています。チカマウガ・チャタヌーガ国立軍事公園には、チカマウガ戦場跡とルックアウトマウンテン戦場跡の二箇所あります。今回は、ルックアウトマウンテンを訪れました。

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 現地情報:https://www.nps.gov/chch/planyourvisit/basicinfo.htm 入場料:7ドル/大人

  目の前にビジターセンターがあり、その敷地に駐車場があります。ビジターセンターは小規模ですが資料の展示もあります。門を入ると、自動券売機があるので入場料を支払います。ロックシティーを出発した後大雨になり、山頂は残念ながらガスってしまい、チャタヌーガの市街地やテネシー川を全くルックアウトできませんでした。

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晴れていれば、砲台の向いている方向にチャタヌーガ市街が見える

 天気が悪くて戦場をイメージできなかったので、ビジターセンターの横にあるThe Battles for Chatanoogaでデジタル・ジオラマ・バトルショウを鑑賞しました(料金:7.95ドル/大人)。お土産屋を兼ねた小規模なお店で、唯一のスタッフがレジにいたので、ジオラマを見たいと申し出たところ、客が私しかいなかったためか、すぐに上映されました。ジオラマを使った説明は非常に分かりやすかったです。その他、店内にはこの地で発掘された南北戦争の遺品が展示されていました。

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3、インクライン鉄道

 南北戦争後に、戦場跡へ訪れる観光客が増えたので、1885年に(山頂と麓を結ぶ)インクライン鉄道1号が運行しました。一号の会社が経営不振にり鉄道を放棄した後、1895年に別会社が買収し2号の運行を始めました。それが、今も現役で72.7%の急傾斜を走っています。当初は石炭運行でしたが、1911年に二つの100馬力モーターにアップグレードしました。

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上:山頂駅 下:山麓

現地情報:http://www.ridetheincline.com/    料金:往復15ドル/大人

 駐車場に関して、山麓駅は駅の隣に比較的大きな駐車場があります。山頂駅では、目の前の道路にコインパーキングの様な数台停められるスペースがあります。私は山頂駅に駐車しましたが、1時間3ドル程度でした(自販機で前払いしレシートをフロントに置くタイプ、カード可)。駐車場側には、時間を超過した車を通報してトーアウェイ(牽引)する気であろうポリスカーが駐車してました。駅入り口正面のカウンター往復切符を買うと、出発アナウンスされたら乗車してと言われるだけで時間も知らされず適当な感じでした。お土産を見ているうちにアナウンスされ、乗車。口コミでは、2時待ちとか恐ろしい情報が掲載されてましたが、悪天候のせいか客は少なく、待つことなく乗車できました。72.2%の傾斜は直角に滑っている感覚で、意外に迫力がありました。ロープウェイに似ています。晴れていれば、絶景が見えるのだと思います。

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下山してくと街の様子が見えてきた(乗車時間は10分くらい)

 山麓駅で下車した際、駐車1時間分しか買ってないし、下車せずにすぐに引き返そうと考えていたら、なんと30分間隔運行。麓を30分観光できるという事ですが、いよいよ駐車時間が危なくなってきて、レンタカーが持ってかれるかと落ち着かなかったです。散歩程度で早めに駅に戻り、確実に次の列車に乗車したところ、55分で車に戻れました(残り5分)。山頂駅の出発時点で10分以上列車を待機していたら、駐車時間がオーバーしていました。アメリカの時間制限パーキングで時間ギリギリに戻ってきたら、牽引車に待機されていた経験もあり、駐禁は厳しいので要注意です。インクライン鉄道において、前払いパーキングに停める際は、受付で待ち時間を聞くか、余裕をもってお支払いされる事をお勧めします。山麓駅周辺にはレストランが数件あります。山頂駅には、お土産とスイーツを販売している売店があります。

 

 本日の最終目的地は、バージニアシャルロッテビルです。長距離運転になるため、昼過ぎにチャタヌーガを出発しました。ランチは、今までのハイウェイドライブで良く見かけて気になっていた黄色看板のお店クラッカーバレル(Cracker Barrel)です。蓋を開けると、このお店も南部料理を楽しめるレストランでした。チャタヌーガ付近のクラッカーバレルに14時近くに到着しましたが、混雑していて10分程待ちました。雑貨屋が併設されているため、時間潰しには問題ありません。店内は、ルックアウトマウンテンに関する内装で、地元密着型で面白いです。お勧めのフライドチキンを注文したところ、なかなか来なくて、スタッフが来てフライドチキンに30分掛かると申告されました。照り焼きチキンはすぐにサーブされたので、フライドチキンはオススメなだけあって、手が込んでいるのかもしれません。メニューは、メイン1品にサイド2品がついていました。また、主食はグリッツのマフィンかビスケットどちらかを選べました。

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  午後は、約8時間のドライブです。シャーロッツビルに到着したのは23時でした。

 以上、チャタヌーガの観光でした。次回は、バージニア州を旅します。

 

アメリカ 旅行(南部~東海岸/アラバマ~ジョージア) May, 3, 2019

  1. 最初の南軍ホワイトハウス
  2. 国立歩兵博物館

 

1.最初の南軍ホワイトハウス(First White House of the Confederacy)

 アラバマモンゴメリーと言えば、南北戦争時の最初の連合国(南軍)の首都です。初期に脱退した7州(ミシシッピ州フロリダ州アラバマ州ジョージア州ルイジアナ州テキサス州)の代表者が、1861年2月に位置的に集まりやすいアラバマに集結して会議を開き、アメリカ連合国(The Confederate States of America)という国家を形成し、仮憲法の採用、仮政府の設立、そしてモンゴメリーを首都に選び、ジェファーソン・デイビスが暫定大統領として選出されました。その後、ミシシッピプランテーションを所持していたジェファーソン・デイビスは首都で大統領を勤めるために、モンゴメリーに移動し、政府が借りたアラバマ州議事堂付近の家具付き高級住宅(ホワイトハウス)に居住します。(1861年5月までにバージニア州アーカンソー州テネシー州ノースカロライナ州も連合国に合流したことにより、首都はバージニアリッチモンドに移されました。)

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最初の連合国ホワイトハウス

現地情報:http://www.firstwhitehouse.org/     無料 日曜休み

 ホワイトハウス正面沿いの道路に、コインパーキングがあります(目安:50セント/30分)。道路のコインパーキングはだいたい25セントしか使えないため、車移動の旅行では、25セントは常に持っていた方が良いです。民間住宅(2階建て)のため、観光目安時間は30分~1時間です。ジェファーソン・デイビスを含む家族が使用していた家具やアイテムを見られ、当時の生活を想像できます。リンカーンが暗殺されたように、連合国大統領であるジェファーソン・デイビスも同じ危険な立場にあり、護身用ピストルを携行していました。写真では分かりにくいですが、ポケットに収まるとても小さなピストルです。

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左:ジェファーソン・デイビス 右:護身用ピストル

 

 ランチはジョージア州コロンバスのボージャングルズ(Bojangles')で頂きました。本社ノースカロライナ中心に東海岸の南部に展開している地域限定のファストフード店です。南部料理のフライドチキンはもちろんビスケットは必ず添えられます。ビスケットの味は、、、無味で口に含むと水分をもっていかれるという記憶です。付属のバターと一緒に食べればパン感覚で食べられるかもしれません。その他、バーガー系もありましたが、バンズパンではなく、ビスケットで中身を挟んでいます。

 

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ビスケット、フライドチキン、マックアンドチーズ

 2、国立歩兵博物館(National Infantry Museum)

 2009年にアメリカの歩兵の勇気と受け継いだものを尊重するために開かれました。独立戦争からアフガニスタン戦争までアメリカ歩兵の歴史を見ることができます。

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現地情報:https://nationalinfantrymuseum.org/     

無料(寄付金5ドル/人は任意) 月曜休み

 ビジター用に広い駐車場があります。 70,000点も展示物があるため、観光目安は半日~1日です。入り口で警備員に荷物検査され、水ペットボトルを所持していたことを指摘されました。エントランスまでは問題ないが、展示入り口までには飲み干すか捨てるようにと指示されました。また、大きなバッグは持ち込めません。

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旗の間が展示入り口 液体持込禁止

 展示物コーナーに入ると、リアル人形(独立戦争~アフガン戦争)の嵐でした。戦争の様相が変化していく様子がとても分かりやすいです。

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 人形コーナーを過ぎると、歩兵部隊について説明されているコーナーがあります。地下に行くと、アメリカの独立から現在に至るまでの戦争の歩兵に関する展示があります。時間が合えば、シアター等で3D戦争映画も上映されます(別料金)。

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 本日の宿アトランタまでは、コロンバスから約2時間のドライブです。夜のアトランタは夜景が非常に美しいです。街中を10時頃にドライブしましたが、意外に静かでした。明るいビル周辺は安全そうでしたが、駅周辺は危ない雰囲気が漂っていました。

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アトランタ夜景

 

 夕食は、グリッツを食べてみたくて、南部料理で評判のレストラン(Old Lady Gang Southern Cuisine)へ行きました。グリッツとは、トウモロコシを挽いて作られた穀粒です。コーンブレッドやおかゆのようにして食べます。南部では、朝ごはんによく使用されるようで、南部のソウルフード?的な食材です。レストランは大繁盛していました。私以外は全員ブラックで、人気の音楽が流れ始めると、スタッフを含めお客さんも自然に合唱しだして、映画で聞くゴスペラの生演奏のようでした。皆さんとても美しい歌声なので非常に感動しました。そんなマイペースで賑わっているお店ということもあり、注文してからメイン料理が出てくるまで1.5時間程掛かりました。ソウルフードのグリッツ、他のお客さんのテーブルには一切見かけませんでした。というのも、南部の人々はグリッツに飽き飽きしているとかしていないとか(毎日朝食で出るし?)。実際、グリッツ自体は無味のため、味付け次第の料理でもあります。今回注文したグリッツは、ベーコンやえびが入れられたり、しっかりとした味付けで美味しかったです。
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上:グリッツ 下:ゆで卵料理、フライドチキン

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 以上、アラバマジョージアの旅でした。次回は、テネシー州チャタヌーガを訪問します。